2010年6月23日水曜日

ムカデ咬傷 その2

自身の知識のまとめ、ということで 
ムカデ咬傷に関する総説からの抜粋

■総説   ムカデアレルギー 
■著者   三田市民病院  原田 晋
■Sourse  アレルギーの臨床 27(11) pp849-853 2007

・日本で人を咬むのはトビズムカデ>>>アオズムカデ.
・繁殖が進む夏季に最も多い.
・ムカデ咬傷自体はムカデ毒の遅延型アレルギー.
・そのため多くは数日後に咬傷部位に腫脹が増強する.
・ムカデ咬傷375例中5例にアナフィラキシー(即時型反応)もありと報告.

・局所の処置はダイアコート(ステロイド)の単純塗布.
・腫脹がひどい場合はPSL20mgの短期内服.
・アナフィラキシー時にはステロイド+アタラックス等一般的な対応を.
・ハチ刺傷と交叉性あり、ハチでアナフィラキシーある人はムカデも注意.