2010年7月24日土曜日

脱水と痛風発作


いよいよ暑さも本格的になってきました.

夏は尿酸値が上がりやすい季節です.汗をかく機会が多くなり、水分が不足しがちです.水分が足りないと血液が濃縮され、尿酸値が高くなります.適度な運動は大切ですが、激しい運動は尿酸排泄が抑制されます.また大量に汗をかくことで血液が濃縮され尿酸値が上昇しますので、度をこえた激しい運動は控えるべきです.

尿酸は尿から排泄されますので、尿量が増えれば尿酸も減ります.
そのためにひとつのめやすとして、1日2L以上の水分補給をしましょう.
年齢が高くなると口渇感がとぼしくなり、あまり積極的に水分を取らなくなってしまいます.食事の後や仕事の合間、また就寝前にも気をつけて水分を補給するようにしましょう.

尿酸という物質は、中性~アルカリ性の尿に溶けやすい性質を持っています.尿が酸性の人は、アルカリ性食品を食べるように心がけ、尿のアルカリ化(pH6.0-7.0)をおこない、尿酸の尿中溶解度を上昇させるようにします.


また尿酸は、肉や野菜といった食べ物に含まれているプリン体が分解されてできる物質ですが、一概に肉より魚がよいとか、ビールより焼酎がよいなどということは、実際はさほどいわれません.
最近は食品から摂取するプリン体よりも体内で合成されるプリン体の影響が多いといわれてます.
大事なことは、いずれにしても栄養バランスのとれた食事を摂取することです.下記のリンクも参考にしてみてください.

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